今や日本の配管工事などでもおなじみの工法となった不断水工法ですが、これが生まれた歴史や背景はいかなるものなのでしょうか。

不断水工法という概念が生まれたのは1957年のことです。それまでの配管工事の場合は、周辺の住宅などに断水を強いなければならず、周辺住民への理解を求めたり、給水車の手配を行わなくてはならなかったりと、工事以外にかかる現場や周辺住民への負担は計り知れないものでした。それを解消するために開発されたのがこの不断水工法で、最初の内は上水道工事の際にこの工法が使用されるようになったのです。

その後の1959年に上水道の配管工事をよりスムーズに、より周辺の負担を少なくするために生み出された分岐工法というものが生まれ、急速に進化を遂げていきます。これができたおかげで、下水道の配管工事などにも不断水工法を用いることができるようになり、日本における配管工事は革命的な進歩をすることになりました。

この分岐工法は割T字菅や仕切弁などを用いて配管に穴を開け水の流れを分岐させ、工事中の断水を防ぐというものになります。それまでの凍結させるタイプのように液体窒素を使用しなくても良いため、多くの配管に使用できるようになり、工事の進め方が速く出来るようになりました。今ではどちらの不断水工法も上下水道の配管に使用できるようになり、さらに工事のスピードを上げられるようになったのです。こうした先人の知恵が、私たちの快適な生活を支えています。

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