断水することなく水道まわりの工事をおこなえる工法のことを「不断水」といいます。

従来の、工事前に古いバルブを閉じて止水する方法では、さまざまな問題・不便が生じていました。不断水ではそれらが解消され、一般家庭をはじめ病院・介護施設、企業もいつもどおりの活動をすることができます。この不断水には次のような工法があり、いずれも従来の方法より短期間での工事が可能です。「分岐工法」。「仕切り弁」と「割T字菅」「穿孔機せんこうき」が用いられます。はじめに、本管に割T字菅(既設菅に設置可能な分割型のT字菅)を取り付けて固定し、それに仕切り弁と穿孔機(穴を開ける機械)を取り付けます。仕切り弁を全開にしたら、穿孔機を始動しドリルを前進させて本管を穿孔。

このとき切削された本管の菅片は、水圧によって穿孔機側に押され、機内に取り込まれるようになっています。貫通したら、穿孔機のドリルを元に戻して、仕切り弁を全閉。穿孔機をはずして分岐側の配管を接続し、仕切り弁を開いて通水する、という工程でおこなわれます。「凍結工法」。-196度の「液体窒素」が用いられます。施工箇所の両端を液体窒素で凍結させ、それをバルブ代わりに止水して作業する、という工法です。

止水範囲を必要最低限に抑えられるので、たとえば店舗の場合、一部だけ休止して他は通常どおり営業する、といったことも可能になります。まず、施工部分周辺の止水したい箇所に凍結容器を据え付けます(管と接する部分は凍結液が漏れないように充填処理)。そして凍結容器に液体窒素を注いで配管を急速冷却。配管内部の水が凍り、施工可能な状態になったことを確認したうえで、工事をおこないます。施工完了後、凍結容器を取り外し、配管内部の氷はガスバーナーなどで解凍して作業完了となります。

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