不断水工事は現在全国各地で行なわれている工事で、老朽化した水道管や付随する設備を、通水を止めることなく行なえるものです。

例えば老朽化し、漏水がある配管を交換する場合、通水を止めて交換したり、バルブを交換したりする作業を行うと作業中は水が止まり、周囲住民や水を使う設備が使えなくなり大変影響があります。そこで通水を止めない不断水工事が考えられ、1950年代末頃に具体的な工法が考案されるに至りました。不断水工事は配管を交換する場合、まず交換する箇所に分岐させる配管を取付ける工事を行います。そして交換する配管を回避、バイパスさせて通水できる状態にさせます。

当初の目的はこれで達成できたことになりますが、より完全なものにするには老朽化した配管を何十年もの耐久性を持つバージョンアップ品に交換します。現在は樹脂製の配管や、しなやかで耐震性のある配管が考案され、そういった製品に交換し、老朽化という概念を払拭できるところが本工法の素晴らしいところでもあります。水道管の敷設は戦前から始まりましたが、その頃はまだ樹脂製品はおろか、耐震性のある伸縮性のある製品などはありませんから、腐食性のある鋼管や土管が使われていたという経緯があります。

また敷設スピードを速め、井戸水から水道へのスピーディーな普及も当時は求められていました。よって老朽しやすい配管が使われることが多かったということは否めません。戦後本格的に水道工事が行われ、同時進行的に老朽化した配管交換の需要もありました。その都度通水を止め工事を行っていたのでは市民生活に支障が出てきます。水を止めないで行なえる工法の需要が高まり考案されたのが不断水工事です。

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