不断水工法の一つに、分岐法と呼ばれるものがあります。

これは割T字管という特殊な形状のT字管を用います。T字管という名前はついていますが、これは別にT字形状ではありません。あくまで不断水工法で最終的にT字型の分岐管を作るために使われる部品という意味で、部品そのものがT字状ではないのです。代わりに、というわけではありませんが、ちょうど竹を縦に割ったように2つを組み合わせて管にするような形状です。

どうしてわざわざ2つに割ったような形状をしているのかというと、先端部、つまり本管との接合部に特徴を持たせるためです。2つを組み合わせることで先端部がちょうど本管を両手で握るように掴むことのできる形状をしているのです。単なる管では先端部で本管を掴むような形状にすることはできません。しっかりと握るように掴む形状により、要は接合部が水圧に耐えることができるようになっているのです。

さらに本管との接合部近くにはバルブがついており、これで水の流れを自由に開け閉めできるようになっています。このような形状、機能を持った割T字管が不断水工法のポイントです。これを本管と接続後、管の内径にちょうど合わせた太さの穿孔機器を差し込み、本管との壁を穿孔します。穿孔すれば水は分岐管にも流入してきますが、接合部や穿孔機器は水圧に耐えられるように設計されています。後はバルブの手前まで穿孔機器を引き出してからバルブを閉じ、その後穿孔機器を引き抜いてやれば工事は完成します。

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